「痛みがないから安心」は危険?40・50代が覚悟したい歯周病の真実

「痛みがないから安心」は危険?40・50代が覚悟したい歯周病の真実

こんにちは
武豊町のとみ歯科クリニックです(#^^#)

 

 

歯の調子が悪いわけでもない。痛みもない。だから歯医者に行く理由がない――そう感じている方は多いのではないでしょうか。

 

ところが歯科の現場では、自覚症状がないまま歯周病が静かに進んでいるケースを日々目にします。特に40〜50代は、歯周病が最も進みやすい年代です。

仕事や育児、介護など忙しい毎日の中で、自分の歯のケアは後回しになりがち。その「少しくらい大丈夫」という感覚が、実は大きなリスクにつながっています。

 

 

歯周病が「気づきにくい病気」である理由

歯周病の厄介なところは、進行しても強い痛みが出にくいことです。歯ぐきの出血や腫れが初期サインですが、「磨きすぎかな」と見過ごされがちです。

 

忙しい日が続いてフロスをさぼる、疲れて歯磨きが雑になる――そんな小さな習慣の乱れが積み重なることで、歯垢(プラーク)の中の細菌が増殖し、歯ぐきへの炎症が始まります。初期段階では腫れや出血が起きても痛みはほとんどありません。だからこそ、多くの方が気づかないまま日常を過ごしてしまいます。

その間にも、歯を支える骨(歯槽骨)は少しずつ溶け続けます。骨は一度失われると基本的に再生しません。気づいたときには後戻りができない状態になっていた、というのが歯周病の怖さです。

 

歯ぐきが下がる、口臭が気になる、硬いものが噛みにくい――こうした変化は、すでに歯周病が中程度以上に進んでいるサインかもしれません。

 

 

日本人が歯を失う原因の1位は「虫歯」ではない

意外に思われるかもしれませんが、日本人が歯を失う最大の原因は歯周病です。40代後半から歯を失う本数が増えるというデータがあり、この年代こそが「将来の歯」を守れるかどうかの分かれ目といえます。

また、歯周病は口の中だけの問題ではありません。歯周病菌が血流に乗ることで、糖尿病や心血管疾患と関係する可能性が複数の研究で指摘されています。歯ぐきの状態は、全身の健康とも無関係ではないのです。

「お口の問題」として軽く見ていると、体全体に影響が及ぶことがある――これは多くの方にまだ知られていない事実です。

 

 

セルフケアだけでは限界がある

「毎日ちゃんと磨いているから大丈夫」と思っている方も多いですが、歯ブラシだけでは歯と歯の間や歯ぐきの溝(歯周ポケット)の汚れを完全に除去することはできません。また、歯石は一度固まるとセルフケアでは取り除けず、その表面に細菌がさらに付着するという悪循環が生まれます。

どれだけ丁寧に磨いていても、プロによるクリーニングは必要です。これはケアが不十分だということではなく、構造上どうしても取り切れない部分があるということです。

 

 

 

「症状がない今」こそ、受けるべき理由

歯周病は早期に発見できれば、進行を止めることができます。逆に手遅れになってから受診しても、失った骨や歯は戻りません。

3〜4ヶ月に一度の定期検診では、歯ぐきの状態確認・歯周ポケットの測定・レントゲンによる骨のチェック・歯石除去を行います。毎日丁寧に磨いていても取り切れない汚れは必ずあります。プロによるケアを定期的に受けることが、歯を長く守るための最短ルートです。

60代、70代になったとき「もっと早く来ていれば」と後悔される方は少なくありません。10年後、20年後も自分の歯で食事を楽しむために。「痛くなってから」ではなく、「何でもない今」がベストなタイミングです。

 

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