口呼吸を放置すると起こる、体へのさまざまなデメリット

口呼吸を放置すると起こる、体へのさまざまなデメリット

こんにちは
武豊町のとみ歯科クリニックです(*^-^*)

前回は、口呼吸のセルフチェックと口呼吸が習慣化してしまう主な原因についてお話ししました。
今回は、口呼吸を放置することで体に及ぼすさまざまなデメリットについてご紹介します。

 

 

■お口の中が乾燥し虫歯・歯周病のリスクが上がる

鼻呼吸であれば口の中は唾液によって常に潤っていますが、口呼吸になると外気が直接口の中を通るため唾液が蒸発しやすくなり、口腔内が乾燥しがちになります。

唾液には食べカスを洗い流したり、酸を中和したり、細菌の働きを抑えたりする役割がありますが、乾燥によってその働きが弱まると虫歯菌や歯周病菌が増えやすい環境になってしまいます。

結果として虫歯や歯周病、さらには口臭のリスクも高まってしまうのです。「朝起きたときに口の中がねばつく」と感じる方は、寝ている間の口呼吸が影響しているケースも少なくありません。

 

■風邪やウイルス感染症にかかりやすくなる

鼻には吸い込んだ空気に含まれるホコリやウイルス、細菌を鼻毛や粘膜でフィルターのように取り除き、適度な温度と湿度に整えてから体内に取り込む働きがあります。

ところが口呼吸では、この重要なフィルター機能を通らずに乾燥した冷たい空気やウイルス、細菌が直接のどや気管に届いてしまいます。

その結果、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなったり、のどを傷めやすくなったりする傾向があります。花粉やハウスダストなどのアレルゲンも直接取り込みやすくなるため、アレルギー症状が出やすくなる場合もあります。

 

■いびきや睡眠の質の低下につながる

就寝中に口呼吸になっていると、あお向けで寝ている際に舌の付け根が喉の奥に落ち込みやすくなり、気道が狭くなることでいびきをかきやすくなります。

気道が狭い状態が続くと睡眠中に十分な酸素を取り込みにくくなり、眠りが浅くなったり、朝起きても疲れが取れていないと感じたりすることにもつながります。

場合によっては、睡眠時無呼吸症候群のリスクにも関わってくるため注意が必要です。

日中の集中力低下や慢性的な疲労感の原因が、実は寝ている間の口呼吸にあるというケースも見受けられます。

 

■歯並びや顔つきへの影響も

特に成長期のお子さんの場合、口呼吸の習慣が続くと舌が本来あるべき上あごの位置から下がってしまい、口まわりの筋肉のバランスが崩れることで、歯並びやあごの発達に影響を及ぼすことがあります。

口を開けたままの状態が習慣化すると上あごの成長が妨げられたり、口元が前に突き出たような顔つきになりやすくなったりすることもあると言われています。

このように口呼吸はお口の中だけでなく、免疫力や睡眠の質、さらには顔の発達といった全身のさまざまな健康リスクにつながる可能性があります。「たかが呼吸の仕方」と軽く考えず、早めに見直すことが大切です。

 

次回は、こうしたリスクを減らすために今日から取り組める具体的な改善策についてご紹介します。