【後編】鏡で1分、歯ぐきセルフチェック ― 出血を防ぐ道具の選び方・使い方

【後編】鏡で1分、歯ぐきセルフチェック ― 出血を防ぐ道具の選び方・使い方

こんにちは
武豊町のとみ歯科クリニックです(#^^#)

 

前回は、歯ぐきからの出血が炎症のサインであることをお伝えしました。

後編となる今回は、「自分の歯ぐきは今どんな状態なのか」を知るセルフチェックの方法と、出血を減らすために欠かせない歯と歯の間のケアについてご紹介します。

 

■鏡の前で1分、歯ぐきセルフチェック
洗面所の明るい光の下で、口角を軽く引いて歯ぐきを観察してみてください。

・色
健康な歯ぐきは淡いピンク色です。赤みが強い、部分的に赤黒くなっているときは炎症のサインです。

・形
歯と歯の間に入り込む三角の部分(歯間乳頭)が、キュッと尖っているのが健康な状態です。丸くぷっくりしている、または痩せて隙間が目立つときは注意が必要です。

・質感
引きしまってハリがあるか。押すとぶよぶよする、指で触れるとぷよつく場合は、炎症で水分がたまっている可能性があります。

・出血する場所
どこから血が出るのかを覚えておきましょう。毎回同じ場所なら、そこにみがき残しが集中しているということです。

・その他のサイン
歯が長くなったように見える、押すと膿が出る、口臭が強くなった

——こうした変化があれば、早めの受診をおすすめします。

 

 

■出血の多くは「歯と歯の間」から
歯ブラシだけで落とせる汚れは、全体の6割程度といわれています。残りの4割が集中しているのが、歯と歯の間です。

実際、出血する場所を思い出してみると、多くの方が「歯と歯の間を磨いたとき」と答えられます。つまり、そこにこそ炎症の原因が残っているということ。歯ブラシをどれだけ丁寧に動かしても、この部分のケアがなければ出血はなかなか改善しません。

 

 

■フロスと歯間ブラシ、どちらを使う?
道具は、歯と歯の間の隙間の広さで選びます。

・デンタルフロス
歯と歯が接していて隙間が狭い方に向いています。20〜30代の方の多くはこちらです。歯と歯の間にゆっくり入れ、片側の歯の面に沿わせて上下に数回動かします。反対側の面も同じように。パチンと勢いよく入れると歯ぐきを傷つけるので、ノコギリのように少しずつ動かして入れるのがコツです。

・歯間ブラシ
歯ぐきが下がって隙間ができている方、ブリッジが入っている方に向いています。サイズが合わないと歯ぐきを傷つけたり、逆に汚れが取れなかったりするため、歯科医院で確認してもらうのが確実です。無理に押し込まず、すっと入るサイズを選びましょう。

 

どちらも、使い始めは出血することがあります。これは炎症が起きている証拠であり、続けるうちに歯ぐきが引きしまって減っていくのが一般的です。

 

 

■順番を変えるだけでも効果があります
「フロス → 歯みがき」の順にすると、先に歯と歯の間の汚れがゆるみ、歯みがき剤の成分が届きやすくなります。

また、毎食後すべてでなくて構いません。まずは1日1回、夜だけでも十分です。睡眠中は唾液が減って細菌が増えやすいため、夜のケアがもっとも効果的です。

 

 

■それでも出血が続くときは
1〜2週間ていねいにケアを続けても出血が減らない場合、セルフケアでは落とせない歯石が付着している可能性があります。歯石は歯ブラシやフロスでは取り除けず、歯科医院での専門的なクリーニングが必要です。

また、道具の選び方や当て方が合っていないケースも少なくありません。当院では、お口の状態に合わせてサイズや使い方をお伝えしています。

「自分のやり方で合っているのかな」と感じたら、ぜひ一度お声がけください。歯ぐきの状態は、正しいケアに変えるだけで着実に変わっていきます(*^-^*)